MinimServerにVPN経由でリモートアクセスする
やったこと
DLNAサーバー立ち上げの手順
MinimServerのインストール
公式HPの通り。
- NASのWEBデスクトップにログイン
- App Centerを起動
- MinimServerを検索してインストールボタンを押す
- JREが未インストールの場合は自動でインストールされる
- 以前にMinimServer用にJRE_ARMをインストールした場合は削除する
- マイアプリでMinimServerの起動を確認する
- MinimServerの開くボタンを押す
- ライセンスを承認する
MinimServerの設定
- MinimServerの設定ページが開かれるので、音楽ファイルを保存しているフォルダの最上位を指定する。
保存先が
music
の場合、/share/music
と入力してUpdateボタンを押す。 - NASにSSH接続する。adminである必要はない。
cd /share/CACHEDEV1_DATA/.qpkg/MinimServer/bin
する。
ただしCACHEDEV1_DATA
はNASの構築状態によって異なるらしい。
configファイルを直接編集しても反映されない上に、
MinimServerの起動すらできなくなることがあるので絶対にやってはいけない。mscript -i
でMinimServerのインタラクティブコンソールに入るprop excludePattern=@Recycle, 除外したいフォルダ名が含む文字列, 除外したいファイル名が含む文字列
- Enterを押してインタラクティブコンソールを抜ける
vi ../data/minimserver.config
minimserver.udn =
以降の文字列をコピーする
リモートからMinimServerにアクセスする手順
通常、DLNAはローカルLAN内でしか機能しない。
これはDLNA通信の始まりがマルチキャストパケットであり、こいつが普通にはルータの壁を越えられないからだ。
VPN接続してようがリモートからのマルチキャストパケットはDLNAサーバに届かない。
ただしこれは自動でDLNAサーバと接続する場合の問題。自動がダメなら手動で接続してしまえば良し。
そんな芸当ができるiOSアプリとして、今回は8player Proを購入して使う。
昔はPlugPlayerなるアプリでもできたらしいが、2019年現在はApp Storeにない。
MinimServerと同じLAN内で作業できる場合
公式通り。英語を読む以上の苦労はない。
リモートからMinimServerを探さざるを得ない場合
本記事を書いてる今の私のような奇特な人間の道標。
帰省前にルータ交換して色々と設定変わったらリモートアクセスできなくなった。
mscript
を使う方法を知らず、直接configファイルを弄ったら起動すらしなくなって、
最終的に再インストールする羽目になる人間はそういないんじゃないか・・・。
- Settingsをタップ
- Remote Accessをタップ
- Addをタップ
- Nameは好きな名前を付ける。
URLにhttp://NASのIPアドレス:9791/minimserver.udn以降の文字列/Upnp/device.xml
を入力 - Saveして✔︎
これでMinimServerにVPN経由でリモートアクセスできる。
上記のxmlファイルのURLさえ分かっていればMinimServerに限らずどんなDLNAサーバでも接続は可能なはず。
私のようにサーバ再インストールとかしなければ、
8player Proに片っ端からDLNAサーバを記憶させておけば出先でも困らない。